口腔がん検診について
口腔がんとは、お口の中に発生するがんです。舌や歯肉、唇など様々な場所に発生し、40歳を超えると発症リスクが上昇します。口腔がんも進行すると生命に関わることがありますので、早期発見・早期治療のためにも、お口の中に気になるできものがあれば、ぜひ当院の口腔がん検診を受けてみてください。
こんな症状ありませんか?
- 口内炎がなかなか治らない
- 口臭がきつくなった気がする
- 虫歯ではない痛みや違和感が続く
- 舌や歯ぐきが盛り上がっている
- 歯ぐきのただれ、出血が長引いている
- お口の中に今までなかった硬いしこりがある
初期の口腔がんは自覚症状がありません。年に1度は口腔がん検診を受けましょう!
オーラルIDを使用した口腔がん検診
オーラルIDとは口腔がん検診に使用する検査キットです。特定の波長の光を口腔内に照射するだけで、肉眼で発見できない病変を素早く確認することができます。細胞を採取するような検査ではなく、光を当てるだけなので、身体的にも時間的にも患者さまにとって負担が少なく、気軽に取り組んで頂けます。
オーラルIDの特徴
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痛みを感じない検査方法
可視光線照射のみの検査のため、痛みを感じません。小さなお子さまでも受けられる安全な光を使用しています。
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注射や薬剤を使わず安全
注射や薬剤を使用しないため、人体に悪影響がない検査方法です。
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最短5分ほどで検査が完了
検査にかかる時間は約5分程度。簡単な検査のため、気軽に受けて頂けます。
口腔がん検診の注意点
- オーラルIDを用いた口腔がん検診は、スクリーニング検査です。100%確実な結果が出るわけではありません。
- がん検診は自費診療となり、保険が適用されません。
口腔がん検診の料金
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オーラルIDを用いた口腔がん検診3,300円(税込)
口腔粘膜疾患(口内炎)
・ヘルペス
口腔粘膜疾患は、ヘルペスや口内炎のほか、口腔がんも含む口腔内の粘膜に発生する疾患の総称です。頬の内側や、舌、歯ぐき、唇など様々な場所にできることがあり、中には悪性のものもあるので、早めに検査を受けましょう。
ライトタッチレーザー(Er.YAGレーザー)を使用した治療
ライトタッチレーザー(Er.YAGレーザー)は医療用のレーザー治療器具で、虫歯治療のほか口腔内粘膜疾患にも利用できます。炎症にレーザーを照射するだけで、切開などを行うことなく治療ができますし、痛みが少ない利点があります。
ライトタッチレーザー(Er.YAGレーザー)の注意点
- 痛みはほとんど感じない治療ですが、痛みには個人差があります。
- 口内炎は大きさにかかわらず治療対象となりますが、悪性腫瘍にはレーザーを当てることができません。(禁忌)
顎関節症
「顎からカクカク音がする」、「顎に痛みがある」、「口が開閉しにくい」といった症状がある方は、顎関節症を発症しているかもしれません。顎関節症の原因は多数ありますが、噛み合わせのバランスが悪いときや、歯ぎしりや食いしばりなどに起因することもあります。
上下歯牙の接触癖「TCH(Tooth Contacting Habit)」の指導を行っています。
顎関節症の治療法
顎関節症の治療は症状や状態によって異なります。当院では、他院では使用していない、その場で作るナイトガード(マウスピース)を使用してもらいます。
親知らず
親知らずは医療的には「智歯(ちし)」と呼ばれており、10代後半から20代前半に生えることから「親知らず」という一般名が付いています。生え方によっては汚れがたまりやすいことから炎症が起こることがあり、激しい痛みを伴うこともあります。
親知らずの抜歯について
親知らずはまっすぐ生えていて、問題がなければ無理に抜歯を行う必要はありません。ただし、虫歯になっている場合や、歯並びなどで周囲の歯に悪影響がある場合には、抜歯をおすすめすることもあります。
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抜歯が必要な場合
- 真っ直ぐに生えていなく、他の歯に影響がある
- 痛みや出血、歯ぐきの炎症がある
- ブラッシングが上手にできず、虫歯になっている
- 歯並びが悪くなる可能性が高い
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抜歯が必要でない場合
- 真っ直ぐ綺麗に生えていて、炎症を起こしていない
- ブラッシングが上手にできて、虫歯の心配が少ない
- 顎の骨に埋まっていて、そのまま出てきていない